宮崎の四季より

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zoom RSS 新年会(実家にて)

<<   作成日時 : 2005/01/05 18:39   >>

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1月3日は、実家で新年会でした。
食べきれないほどの、ご馳走がいつも並んでいます。
母が、正月のために色々準備してくれていました。
家族の新年会なので、両親と妹家族、そしてふま家族。総勢8人のささやかな新年会です。
さすがに、この日だけは僕も父と焼酎を飲みます。
僕が飲むと、父は嬉しそうです。
「ひで○ぶは、俺とはぜんぜん飲まない・・・・・・」
と父は普段から愚痴るそうです(爆)

僕が世帯を持ってからは、新年会の度に色々なことが見えてきます。そして、今年もそうでした。
妹との子供の頃の話や、僕のことや、本人たちが覚えていないエピソードを他の家族が覚えていたりして、驚きます。
そんな中、まだ今の父が家に来た頃の話になりました。
母と妹、そして僕の住んでいた家は、小さな古い借家でした。
でも、僕らには、そこは家でした。安心して帰ってこれる家でした。
でも、父は不憫に思っていたようです。
「ちいさな、家だった……、お前たちは、あんな小さな家に住んでいた……。こんな所から早く出してあげたかった……」
父は目に涙をためて、あの頃の思いを話してくれました。(焼酎で酔っています)
初めて聞いた、話でした。
父はそんな気持ちで、新天地に家を作ったのでした。
一番最初の家は、取り壊した家の廃材を使って建てた家でした。(その当時は知らなかった)
引っ越して間もない頃、上級生に言われました。
「お前の家は、建てたばかりなのに、どうして古い家なのか? どうして、ボロなのか?」
僕は、建てた家だとも思っていなかったので、返答に困りました。
引越したその日まで、家を建てている事なんて知らなかったからです。

やがて、父はまた、家を作りました。今度は新築でした。
妹の部屋も僕の部屋もありました。本当に嬉しかった。
父の口癖でした。
「俺は裸一貫で、こっちに来た! 何も無いところから、ここまできたんだ! お前もボヤボヤするな〜! わかったか〜!」
(けっ! うるさい父親だ……)

そんな風にしか、思っていませんでした。
しかし、今はわかります。父がどんな思いであの家をでて、ここに暮らすようになったか。
あの、小さな古い家から、僕たちを連れ出したか。
「いつか、いつか……、お前たちをここから、出してやる!」
父の涙が語りました。男として、大黒柱としてここをでる。
それを成し遂げた父は、やっぱ尊敬します。

僕の好きな浜田省吾の歌もあります。

床の軋む、狭い部屋で身体よせて、眠ったね
いつか、お前、こんなとこから、連れ出すと誓った
闇の中で……

お父さん、あんたはカッコいいぜ!
おれも負けずに頑張ります。

そして、父はこう言った。
「本当のお父さんに会って来い。俺はなんとも思わない。
会って来い」

「うん、行ってみる。 最近気になる。 まだ生きているのだろうか……」

21年前、18年ぶりにあって以来会っていません。
そのときも大して話などしなかった、話すことさえなかった。
でも、今はあります。 妻と子供を見てもらって、少し話して、
それだけでいいです。
今月、あいにゆきます。
もう、長くは無い命かもしれません。 そんな気がします。

ぼくは、二人も父親をもつ、幸せな男です。

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