宮崎の四季より

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zoom RSS 桜の咲く頃

<<   作成日時 : 2005/04/05 23:32   >>

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4月8日は入学式です。また新一年生がドキドキわくわくして、入学してきます。
そう言えば僕にもありました。実家のアルバムに入学式の写真があります。真っ白い靴下、黒い半ズボン。きょとんとした顔で写る僕がいます。
一年生の思い出は色々あります。あんな事、こんな事。

初めての参観日、僕は張り切っていました。「かあちゃん」が後ろに笑顔で立ってみています。
その日は「書き方」の勉強でした。教科書とノートを机においています。
僕は自分の名前は書けました。入学する直前「かあちゃん」が自分の名前だけでも書けるように教えてくれました。
その時に初めて学校で勉強するんだ。なんとなく実感しました。
さて、その日はひらがなの「あ」を書く練習でした。教科書の「あ」をじっと見つめてノートに書いてみました。でも……、上手く書けませんでした。
文字として認識できなくて、形として書こうと必死でなぞりました。なんども、何度も……。
でも、どうしても書けませんでした。となりの子は上手に書いています。後ろの子も。
しまいには、くやしくて泣いてしまいました。

「かあちゃん」は一家を支えるため毎日働いていました。早朝から夜まで。僕にひらがなを教える時間もありませんでした。
もちろん、足し算も引き算も知りませんでした。
その時の悔しさは僕のバネになりました。必死でひらがなを覚えました。
そしてある朝、全校児童1000人の学校の校庭で僕は朗読しました。
国語の本の文章をマイクに向かって大きな声で朗読しました。
終わったあと沢山の拍手をもらいました。
「よし!」
嬉しいとか恥ずかしいとかは覚えていません。
ただ、「よし!」
それだけだったような気がします。
この話は母は知りません。 以前話しましたが覚えていないのか、忘れたのか……。

その頃の「かあちゃん」は必死だったのでしょう。そんな僕も精一杯頑張っていたようです。
あの頃の僕に負けないように、がんばらなくちゃ! 

一つのエピソードをきっかけに、どんどん記憶がよみがえります。あの頃の話もいつか書きます。
この切ない記憶は僕の創作のネタです。今までの僕の心の声はこうして、書くために覚えているんだと思います。
なきべそかいて頑張っていたあの頃の僕に報いるために。僕は書きます。
「あ」
書けなくて、悔しくてそれでも頑張って。
くじけそうな時は「あ」書いて思い出します。


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