宮崎の四季より

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zoom RSS 母からの電話

<<   作成日時 : 2014/05/05 11:17   >>

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母親から電話が来た。
先日渡した季節風の掲載作品「口笛と風」の感想だった。

お前は本当によく覚えているね
読んでいたら爺ちゃんの姿が見えてきたよ
あんなに小さかったのに見ていたんだね
ありがとうね

と、母は涙声で言った。
ぼくは、「ああ・・・うん」
と答えるだけだった。

それからしばらく母は祖父と祖母の話をしてくれた。
二人共旧家の出で、祖父は薩摩の武士の家系だったと聞いた。
今思えば、納得できる。

母の弟がいじめられて泣いて帰ってきたそうだ。
すると、母の妹(次女)はそのいじめた子に仕返しをしたそうだ。
そしたら、今度はその子の父親が怒った。
たまたま酒の席で父(祖父)とその子の父親が一緒になり、喧嘩になったそうだ。
通報されて、警察沙汰になり罰金を払ったらしい。
もちろん戦後の話です。

一昨年他界した祖母。
母が再婚する前、母が働いている間は祖父の家で過ごした。
祖父の仕事をする様子をよくみていた。
祖母の作る料理も美味しかった。
いつか、書こうと思っていた。
そしてやっと書けた。

書きたいことは沢山ある。
人が生きる姿がぼくに焼き付いている。
今まで何度も思った事だが、やっぱりぼくは書くために産まれて来たような気がしてくる。
それにしては何の成果もいや、挑戦もしていない。
もし、本当にそう思っているのならちゃんと形にしなきゃ。

母はこうも言った。

お前はお母さんの事少しもよく書いてくれんね

照れくさいから書けないだけだよ・・・

いつか、ちゃんと書けるだろうか。母の愛を。
もうすぐ母の日か……。
母には子供の頃からカーネーションを渡している。
でも、それは少し違う。
本当の感謝は作品で書くべきだ。
育ててくれた養父の話は書いた。祖父と祖母の話も書けた。妹の話も書いた。
母の話も書かなきゃ。
再婚してからは母のことを「お母さん」と呼んだ。その前は「かーちゃん」と呼んでいた。
かーちゃんの話、ちゃんと書こう。
まだまだ、書けそうにないけどちゃんと書こう。

ありがとうって言わなきゃいけないのは、ぼくのほうだから。




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